幼稚園

はじめての幼稚園の選び方

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幼稚園選び…何をすれば良いの?

この記事の内容

子どもの幼稚園を決めなくちゃ!でも何をすれば良いかわからない…
いつから? どういう手順で? 何を基準に決めたら良いの?
そんな疑問を一つずつ解決していきます。

筆者も、第一子の幼稚園探しは手探りでした。我が子にとって初めての社会生活の場…と思うと悩みますよね。
今回は幼稚園の選び方についてまとめてみました。 
※地域や施設によって違いはあります

幼稚園探しから入園までの流れ

―――

年少から幼稚園に通わせたいけど、いくつか幼稚園があって悩んでいるんだ。

選択肢があると悩みますよね。
まずは、幼稚園選びの流れを把握しておきましょう!

mako
  1. 通いたい園のリストアップ(1年前~)
  2. 情報収集
  3. 見学、体験教室、親子教室への参加(4~9月頃が多いです)
  4. 各幼稚園の情報整理
  5. 入園希望の園を決める
  6. 入園説明会(~9月頃までには)
  7. 願書提出(10~11月頃)
  8. 面接
  9. 入園決定(11~12月頃)
  10. 制服など用品購入(11~3月頃)
  11. プレ幼稚園などに参加
  12. 幼稚園入園(4月)
mako

簡単に書き出してみましたが、やることがたくさん…

まだまだ先…と思っていると申し込み期限を過ぎていたりするので要注意です。

幼稚園選びはいつから?

年少(4歳になる年)入園の場合は、前年の春(3歳になる年)には動き始めたほうが安心です。
我が家は、入園前年の夏頃から情報収集を始めました。正直…遅かった。

気づいた時には親子教室の申し込みに間に合わず…早生まれのお子さんの場合は、特に要注意です。
意外と時間がないので早めに動いておくと安心ですよ。

何から始めれば良いの?

幼稚園候補を決めるまでにすることは、この3つ。

  1. 通える範囲の幼稚園をピックアップ
  2. 各幼稚園の情報収集
    情報源は、見学・体験保育・親子教室・電話での問い合わせ・ホームページやインスタグラムなどです。
  3. 候補の園を絞
    選択肢が多いと決められなくて悩むことも…
    そんな時は…このポイントを基準にしてしてください。

幼稚園選びのポイント

ポイント

子どもの性格に合っている

■家族の生活スタイルに合っている

■ 先生方の雰囲気が良い

結論から言うと、この3点がポイントになります。

園によって特定の幼児教育や独自のカリキュラムがあり、親が魅力に感じても子どもにとっては負担になることも…子どもの性格・性質に合う園を見つけたいですね。

子どもが毎日過ごす場所なので、先生の人柄はかなり重要。いつも笑顔、言葉使いが丁寧など、そういうところから良い雰囲気を感じとれると思います。

家族の生活スタイル…求めるものはそれぞれ違ってくるはず。だからこそ、園の情報収集はがんばりたいところです。

さぁ情報収集です!

まず自宅から通える園をリストアップです。

地図アプリも良いですが、小さな園や新しい園は載っていないこともあるので
市町村のホームページや市町村役場などに行けば一覧表がもらえたりします。

  • 電話
  • 見学
  • ホームページ
  • インスタグラム
  • 実際に通っている人からの口コミ

情報収集の方法は色々ありますが、ぜひ見学に行きましょう
見学に行けない場合は、ホームページやインスタグラムが重要な情報源。
最近では、ホームページよりインスタグラムの方がリアルタイムで分かりやすいかもしれません。

ネット上に各園の口コミが書いてあるものもありますが、匿名で自由に書ける半面、信憑性はどうかな?…ということもあるので、参考程度にされると良いと思います。

1,見学に行こう

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見学…緊張するな…
手順とかあるのかな?

大丈夫!
まずは、申し込みをしてみましょう。電話やホームページからできます。

mako

見学申し込み

1,電話などで見学希望であることを伝える。
  幼稚園の場合、平日の15~17時がおすすめ。9~15時は保育中で忙しい時間帯なので避けたいですね。
  園側の都合もあるので余裕をもって問い合わせましょう。
2,こちらの情報を伝える。
  子供の名前、年齢月齢、いつ入園希望か、どこに住んでいるか…など聞かれる可能性があります。
  下の子が見学に一緒に行く場合も一言伝えておくと良いです。
3,見学可能な日時を調整。
  個別の園もあれば、日時を指定されて他の見学者と一緒の場合もあります。
4,当日の持ち物、移動手段の確認 
  上履きがいるか?など。自転車や車で行く場合は駐輪駐車スペースの確認もしておきましょう。

mako

急に行けなくなったり、遅刻しそうになったら必ず早い段階で連絡しましょうね!

2,見学当日の服装は?持ち物は?

服装

基本的には、親子とも動きやすい普段着でOK。子どもは特に普段着がおすすめ。

心配な時は、電話で確認しておきましょう。散歩がてら幼稚園へ保護者の服装を見に行くと保護者の雰囲気もわかっておすすめです。

※ちなみに、受験が必要な幼稚園は別ですよ~!
 見学の時から受験が始まっているらしいので…情報収集がんばってください!

持ち物チェック

・園から言われたもの(上履きなど)
・子どもの着替えやオムツ
・夏場は水分補給のお茶(水筒)
・ハンカチやティッシュ
 (お茶やお菓子を出される園もあります。子どもがお茶をこぼして慌てたことのある…我が家です)
・メモとペン
 (スマホのメモ機能がポピュラーになってきましたが、念のため…)
・カバンは、大きめorサブバック
 (パンフレットや書類を渡されることがあります)

3,見学で確認するポイント

入園説明会で説明されますが、正直…園選びの段階で知っておきたかった…と思った点を書き出してみました。
見学の際にここまで説明される園はほとんど無いと思います。
これらを参考に自分なりの確認ポイントを考えて見学に行くことをおすすめします。

  1. 園の基本理念は?
    各園の思いが詰まっているのが基本理念です。子どもの育ってほしい姿がわかるので保護者の考えと合う園が良いですよね。
    パンフレットや口頭で説明されたり、ホームページや職員室等に貼りだしてあったりします。
  2. 特別なカリキュラムや取り組み、課外授業
    モンテッソーリ教育、ヨコミネ式、シュタイナー教育、七田式などが有名です。
    他にも園独自で、茶道、生け花、お琴、英語、体操、アート、ダンス…など様々です。園の特色として園側から説明される場合があります。
  3. 入園後の費用
    保育料や入園の際にかかる費用はだいたい教えてもらえます。後々かかる費用もあるので確認したいところです。
    カリキュラムが別料金であったり、給食費、写真代…入園決定後、制服代を聞いて驚くこともあります。毎年…施設整備費、教材費を年度初めに納入する園が多いと思います。
  4. 給食について
    給食も様々です。食育に熱心?主食は持参?アレルギー対応は?ランチョンマットやカトラリー持参…入園前にお箸の練習を…など各園で違ってきます。
  5. 入園までの準備物
    食事関連の準備物だけでも意外と多く指定がある場合も。
    袋のサイズ…ハンカチなど数センチ単位で指定されて「え?手作りですか?」なんてこともあります。キャラクター禁止などの決まりもよくありますよね。
    制服などは一斉購入が多いイメージです。逆に指定品がほとんど無い園もあります。余裕のある時は良いですが、壊れたりサイズアウトするたびに指定品を探したり発注&購入したり…は地味に大変です。
  6. 延長保育の時間や料金、登園バスなど
    登園バスを利用したいと思っている場合は料金など確認しておきましょう。園によってかなり違います。
    延長保育など、急用や仕事でお世話になることも多いと思います。利用する予定がなくても予約方法や料金など確認しておくと安心です。
  7. 体調不良やケガの際の対応
    登園後に発熱や体調不良の場合、すぐお迎えのお願いをする園がほとんどです。養護教諭がいて少し様子を見てくれる園もあったりします。
  8. 行事について
    参観日や親子登園日など、平日に行事があることも多く、誕生日会に親も参加する園もありますよ。お仕事をしようと思っている方やすでに働いている方は要チェックです。

4,見学後にすること

情報をリストにして、絞っていきましょう。
人気の園もあるので早めに希望の園を絞っておきたいですね。第1希望に入れない時のために第2~3希望までは決めておくと慌てなくて済みます。

例えば…下の表のような感じです。
(実際にある園ではありません)

○○幼稚園□□幼稚園△△幼稚園□□認定こども園
保育料無料無料
給食費5000円
2000円1200円
給食費4000円
保育時間8:30~14:008:30~15:009:00~15:008:30~15:00
預かり保育別料金・予約
7:00~17:30
別料金
7:30~18:00
別料金・予約
7:00~18:30
1号無料
2号別料金
7:00~18:30
土曜日預かり別料金・予約別料金・予約なし1号無料
2号別料金
予約
昼食弁当・宅配弁当給食弁当給食・弁当
特色
課外授業
茶道・お琴
体操教室
リトミック・英語
アート教室
モンテッソーリ
リトミック
リトミック・体操
英語教室
制服、持ち物制服・かばん
体操服・上履き
制服・制帽
スモック・上履き
かばん
体操服
スモック・体操服
上履き
送迎にかかる時間徒歩10分
自転車5分
徒歩10分
自転車5分
小学校近い
自転車10分
通勤途中
自転車15分
バス停近い
バス送迎あり、有料あり、有料無しあり、有料
見学後↓
○○幼稚園 □□幼稚園△△幼稚園□□認定こども園
先生の人数少なそう 多そう少なそう多そう
先生の雰囲気中堅多そう
優しそう
ベテラン多そう
少し厳しそう
若手多そう
仲良さそう
若手とベテラン
和気あいあい
ホームページ
インスタなど
HPあり
インスタ無し
HPあり
インスタあり
HP無し
インスタあり
HPあり
インスタ無し
―――

書き出したけど,
余計にわからなくなったよ…

そんな時は点数化です。

項目ごとに5段階評価はどうでしょう?
”良い”と思う箇所は”5点”
魅力を感じないと思う箇所は”1点”というように。

mako

例えば…

家から近い園が良い→近い園は5点、遠い園は1点
仕事をしている→出勤退勤時間に合う5点、朝は良いが夕方はダメ3点 など
園の方針→理念も教育法も魅力的5点、課外授業のみ魅力的4点 など
気にしない項目は全て0点にしておくと集計が楽です。

―――

点数にすると候補が絞れてきた気がする。

自分たちが何を大切に思っているかも見えてくるはずです。

mako

5,親子教室、プレ幼稚園なども行ってみよう

見学以外にも、親子教室やプレ幼稚園などに行ってみると園の雰囲気がつかめます。何より、わが子の反応が見れるので良いですよ。
筆者も、下の子を抱っこして色々な園に行きました。正直、大変でしたが実際に中に入って見ないとわからないこともありますよね。

〈どんなことするの?〉
  • 手遊びや歌
  • 園庭で自由に遊ぶ
  • 水遊び(夏)
  • 制作・工作
  • 親子でふれあい遊び
  • リトミック
  • 英語や体操教室など
〈確認しておこう!〉

参加前に申し込みをする園と当日受付の園があります。
事前申し込みの場合は忘れずに!
複数回セットで申し込みをする園や、1回ごとに申し込みをする園があります。

数か所のプレ幼稚園に行く場合はスケジュール管理が大変…早めに予定表をもらっておきましょう。

また、誰でも自由に参加できる親子教室・プレ幼稚園と、入園の意思がある子どもが行く親子教室・プレ幼稚園があります。
案内を見かけたので参加しようとしたら、対象外だった…なんてこともあるので調べておきたいですね。

参加費用(数百円~)がかかる場合もあります。

また、親子で一緒に参加する園と親から離れて子どものみで活動する園もあります。

申し込みをしていたのに行けなくなった場合は、必ず電話でお休みすることを伝えましょう。体調不良や他園に決めた…など理由は様々ですが、ドタキャンは社会人としてNGです。

6,意外な盲点…

  • 送迎可能な人を確保
    子どものことって、つい母親(父親)メインで考えてしまいますが…急用で迎えに行けないこともあります。
    我が家も何度か焦ったことが。
    頼れる人が近くにいる場合は安心ですが、いない場合は地域の福祉サービスベビーシッターなどもお守りだと思って調べておきたいです。
    自然災害などもあるので、個人的には家や職場に近い園が安心だと思います。
  • 小学校の校区問題
    希望の園に入園したけれど、小学校の校区から外れていて…友達と離れ離れ…なんてことも。
    家から一番近い園でも校区外ということもあるので、確認しておくことをおすすめします。

幼稚園と認定こども園の違い?

幼稚園を探しているうちに、保育園や認定こども園が候補にあがることもあると思います。
特に認定こども園には種類があり、”幼稚園型認定こども園”の場合…園名は○○幼稚園だったりします。
今回は、”幼稚園型認定こども園”の説明を簡単に載せておきます。
「違いを知っている」「うん。難しいわ…」という方は飛ばしてもらってOKです。

幼稚園とは?

  • 法的な位置づけは教育機関(学校)
     管轄…文部科学省
  • 通える子ども…3~5歳児
    (園によって違いあり)
  • 利用できる保護者の制限なし
  • 預かり時間…標準4時間
    (9時~14時すぎ+朝・夕方・土曜日の預かり保育を実施する園が多い印象)
  • 夏休み、冬休み、春休み あり
    (園によって長期休暇中の預かり保育あり)
  • 給食は任意
    (私の周りでは、お弁当と給食の園の割合は半々くらいです)

認定こども園(幼稚園型)とは?

  • 法的な位置づけは幼保一体型施設
     管轄…内閣府
  • 通える子ども…0~5歳児
    園によって違いあり、3歳~5歳児クラス+満3歳児クラスや3歳以下のクラスがある園が多い印象)
  • 利用できる保護者の制限なし
    保護者の就労の有無により、1号認定と2号・3号認定に分けられる
    1号認定…幼稚園枠(3歳~5歳)保護者就労なし
    2号認定…保育園枠(3歳~5歳)保護者就労あり
    3号認定…保育園枠(0歳~2歳)保護者就労あり
  • 預かり時間…4時間~8時間程度
    (1号は4時間程度、2号・3号は8時間)
  • 夏休み、冬休み、春休み あり
    (長期休暇中の預かり保育あり)
  • 給食は義務
    (お弁当or給食を保護者が選べる園もある)

参考資料:
【内閣府】認定子ども園概要
     認定こども園4種類比較一覧表
【文部科学省】幼児教育について
【保育士バンク】幼稚園と認定こども園の違いまとめ

お金のこと

保育料無償化

調べると…子育て支援新制度の対象園は無償、対象外の園は25700円まで無償だそうです。
認可外施設でも保育の必要性があれば37000円まで無償だそうです。
無償化になり親としてはありがたいですが、幼稚園探しと同時にお金のことは必ず確認しておきましょう。

月々の保育料は無料であっても、バス代、食材費、行事費…は無償化対象外となっています。
教材費…施設整備費…環境整備費…写真代…なども別で入園前の願書を出す際に入園手数料が必要な園もあります。

制服や体操服もお金がかかります。

幼稚園に通ってみて実際に肌で感じたお金事情を今後まとめてみますね。

預かり保育の無償化

幼稚園の預かり保育を利用して働く方のために預かり保育の無償化がはじまりました。
”新2号認定”と言われています。
3~5歳児クラス:幼稚園の利用に加え、月内の預かり保育利用日数に450円を乗じた額と、預かり保育の利用料を比較し、小さい方が月額11300円まで無償だそうです。

例えば…

・預かり保育料はその都度支払い…1日300円
 →支払い無し
・預かり保育料は月末まとめて支払い…1時間100円
 →1日5時間×20日間=100時間 10000円 なので支払い無し

園によって金額や支払い方法も様々ですが、無償化の範囲内の方が多いと思います。

無償化の対象になるためには、「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。就労等の要件を満たす必要があるそうです。

保育の必要性の認定

・月64時間以上の就労
・妊娠、出産
・親族の介護、看護
・災害の復旧作業
・求職活動
・就学、職業訓練学校などへ通う

参考:
【内閣府】幼稚園の預かり保育の無償化

制度の理解は難しいですが、お金に関する部分は何となくでも良いので理解しておきたいですね。
親切な園だと制度の対象であることや手続きが必要な場合は声をかけてくれる場合もあります。

まとめ

ここまで読んでくださりありがとうございました。
幼稚園選びで大切なことは、やはり情報収集!知れば知るほど悩むかもしれません。

最後に我が家も迷いましたが、先生方の雰囲気が良い方に決めました。
現役保育士としても…職員の雰囲気が良い園は子ども達ものびのびしている印象です。
幼稚園選びは、子どもが家庭から社会に出る第一歩…と思うと責任重大です。

情報収集や見学は大変ですが、子育ての方向性について夫婦で話し合えたり、見学や親子教室に行くうちに新しいお友達ができたり…良いこともありました。
がんばって自分たちに合う園を見つけてくださいね。

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